ソイル連続壁からの漏水防止対策2008/10/30

フラットバーによる出隅部の補強状況です。

今まで私が見てきたソイル連続壁出隅部の漏水対策には以下のようなものがありました。

対策1 根切掘削しながら芯材に鉄板(フラットバー)を貼り付ける。
対策2 出隅背面地山に薬液注入を行う。
対策3 芯材頭部を鉄筋コンクリートあるいは鋼材で連結する(頭ツナギ)。
対策4 出隅部芯材の断面性能をランクアップし、土留壁剛性を高める。

対策1は手軽なため、多用されていますが、効果には?マークがつきます。

土留変位が起きた後に、薄っぺらい鉄板を貼付けるのですから、鉄板に多くを期待するのは酷でしょう。

土留変位の大部分は1次掘削時に発生するとも言われますので、予防対策となる対策2~4は投資に見合う効果が期待できます。

私自身、対策2を多く施工しましたが、良い効果が得られました。

懸濁型瞬結タイプの注入材を注入し、土圧低減と注入効果の持続を図ったものです。

15年ほど前、「SMW土留壁+アースアンカー」のGL-20m付近で発生した土砂を伴った湧水を薬液注入で止水したことがあります。

ゲルタイム0秒の水ガラス系懸濁型注入材を使用しました。

地山内でゲル化(固化)した注入材を地下水流に乗せ、クラックに詰め込むため、注入位置は土留壁から1m以上離しました。

土留壁直近に注入すると注入材がゲル化する前に、クラックを通過します。
ゲル自体に強度が必要ですからセメントを含む懸濁型を使いました。

注入作業は増大するアースアンカー引張力との戦いでした。

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