ソイルセメント地下連続壁出隅部分からの漏水状況です。
出隅とは掘削溝内側に突き出したコーナー部のことです。
防水シート貼り、水抜きパイプなどで漏水処理を施しているのが確認できます。
ソイルセメント地下連続壁の弱点は「出隅(ですみ)」からの漏水です。
本体掘削が進行すると土留壁に変位が発生します。
出隅部では土留壁が直交しており、土留壁の変位方向が直交する形となります。
変位方向が異なっているため、出隅部のソイル壁にクラックが発生し、漏水が発生するのです。
上記写真の部位は後日、鉄筋組立時に異常出水し、3昼夜連続の止水注入が行われたとのことです。
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